第二種電気工事士は「学科試験」と「技能試験」の2つに合格して取得する資格です。このページでは両試験を分けて、公式データを整理します。
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター(ECEE)公式サイト。本記事の数値は2026年10月31日時点の確認です。
結論サマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 次回試験日 | 年2回(上期/下期)。直近の下期:学科は実施済み、技能試験は2026年12月12日または13日(試験地により指定)。令和9年度の日程は公式未公表 |
| 申込締切 | 令和8年度下期の申込は2026年9月3日で終了済み |
| 受験手数料 | ネット申込 11,100円/書面申込 12,500円(いずれも非課税)。令和8年度から改定(前年度は9,300円/9,600円) |
| 最新合格率 | 学科 62.2%/技能 73.4%(令和8年度上期:学科受験78,290人、技能受験58,393人) |
試験概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施団体 | 一般財団法人 電気技術者試験センター(ECEE) |
| 実施回数 | 年2回(上期・下期) |
| 受験の流れ | 学科試験に合格(または免除)した方のみ技能試験を受験できます |
| 受験手数料 | ネット申込 11,100円/書面申込 12,500円(非課税)。学科・技能を分けず一括で、学科免除の方も同額です |
| 合格発表の方法 | Webで受験番号を検索できるほか、受験者全員に結果通知書が発送されます |
| 過去問 | 学科・技能とも、実施回の問題と解答が公式サイトで公開されています |
合格発表日について:令和8年度下期の合格発表日は、2026年10月31日時点で公式に確認できていません。日付は電気技術者試験センター公式の受験案内でご確認ください(上期の実績では、学科が2026年6月22日、技能が8月14日に発表されました)。
学科試験の免除
次のいずれかに当てはまる方は学科試験が免除されます。
- 前回または前々回の学科試験の合格者
- 電気工学課程の卒業者(学校長の証明が必要)
- 電気主任技術者免状の取得者
- 鉱山保安法の電気保安係員試験の合格者 など
学科自体の受験要件については、公式の概要に明記が確認できませんでした。詳細は受験案内でご確認ください。
日程と申込手順
令和8年度下期の実績日程をもとに、流れを示します(申込は終了済み)。令和9年度の日程は公式公表後に確認してください。
- 8月中旬〜9月上旬:申込受付(令和8年度下期は8月17日〜9月3日)。ネット申込と書面申込で手数料が異なるので注意
- 9月下旬〜11月上旬:学科試験。CBT方式(期間内から選択)または筆記方式(令和8年度下期は10月25日)
- 12月中旬:技能試験(令和8年度下期は12月12日または13日、試験地により指定)
- 合格発表後:免状の交付申請へ
なお、令和9年度からは学科試験が原則としてCBT方式へ移行することが公式に告知されています。筆記方式を希望する方は今後の案内に注意してください。
出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験 案内」(2026年10月31日確認)
合格率・受験者数の推移
電気技術者試験センター公表の直近5期分です。学科と技能で合格率の水準が異なります。

| 期 | 学科 受験者/合格者/合格率 | 技能 受験者/合格者/合格率 |
|---|---|---|
| 令和8年度上期(最新) | 78,290人/48,692人/62.2% | 58,393人/42,875人/73.4% |
| 令和7年度下期 | 68,142人/37,769人/55.4% | 48,034人/34,313人/71.4% |
| 令和7年度上期 | 70,945人/40,942人/57.7% | 51,576人/37,158人/72.0% |
| 令和6年度下期 | 62,323人/34,851人/55.9% | 43,570人/30,266人/69.5% |
| 令和6年度上期 | 70,139人/42,194人/60.2% | 50,668人/35,949人/71.0% |
学科は55〜62%、技能は70%前後で安定しています。ただし技能の受験者は学科合格者に限られるため、2つの合格率を単純に並べて難易度を比べることはできません。
出典:電気技術者試験センター「試験結果」(2026年10月31日確認)
出題範囲・合格基準
学科試験
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | 四肢択一・50問・120分 |
| 出題分野 | 基礎理論、配電理論・配線設計、電気機器・材料・工具、施工方法、検査方法、配線図、保安法令の7分野 |
| 内訳 | 一般問題 約30問+配線図問題 約20問 |
| 合格基準 | 60点以上(100点満点) |
技能試験
持参した工具で、指定された課題を40分以内に完成させる実技試験です。合格基準は点数ではなく「欠陥がないこと」とされています。
技能試験では、候補問題13種類が事前に公表されており、本番ではその中から1つが出題されます。あわせて「欠陥の判断基準」も公式に公開されているため、どの作業ミスが欠陥になるかを事前に確認できます。技能対策は、この13種類を繰り返し練習することが公式情報に基づいた進め方です。
出典:電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験 案内・候補問題」(2026年10月31日確認)
勉強時間の目安
必要な勉強時間について、公式の統計は存在しません。実施団体も標準勉強時間を公表していないため、時間数を断定することはできません。
学科については、合格率が55〜62%で安定していること、出題50問のうち約20問が配線図問題であることが公式データから分かる判断材料です。技能については、候補問題が13種類に事前公表されているため、「13種類を時間内に欠陥なく完成できるか」が具体的な到達目標になります。学習計画の立て方は独学ガイドで整理しています。
独学か通信講座か迷ったら
学科は公式の過去問題が公開されているため独学の材料が揃っています。一方、技能は工具の用意や作業の正確さが関わるため、練習環境づくりで差が出やすい試験です。費用の内訳(受験手数料のほかに工具・材料費がかかる点も含む)は費用・給付金のページ、講座の比較は通信講座比較のページで確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 受験手数料はいくらですか?
A. 令和8年度からはネット申込11,100円、書面申込12,500円(いずれも非課税)です。令和7年度(9,300円/9,600円)から改定されました。古い情報サイトでは旧料金が載っていることがあるので注意してください。
Q. 学科だけ、または技能だけ受験できますか?
A. 技能試験は学科試験の合格者(または免除者)のみが受験できます。受験手数料は学科・技能を分けず一括で、免除の方も同額です。
Q. 合格発表はいつですか?
A. 令和8年度下期分の発表日は、2026年10月31日時点で公式に確認できていません。公式の受験案内でご確認ください。発表方法は、Webでの受験番号検索と、全員への結果通知書の発送です。
Q. 受験料の減免や助成金はありますか?
A. 電気技術者試験センターのFAQでは、センター側で助成金は行っていないとされています。手数料の減免制度についても公式に確認できませんでした。
Q. 過去問は公開されていますか?
A. 学科・技能とも実施回の問題と解答が公式サイトで公開されています。技能は候補問題13種類と欠陥の判断基準も事前公表されています。
出典一覧:一般財団法人 電気技術者試験センター(ECEE)「第二種電気工事士試験 案内」「試験結果」「候補問題・欠陥の判断基準」。本記事の内容は2026年10月31日時点の公式情報に基づきます。令和9年度の日程は公式公表後に必ずご確認ください。



コメント